道具学への待 vol.83 E-Mailを介してのDouguology

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 旅行の途次何故か惹かれて撮影したモノですが、正体不明のまま永年が経過し、思いあぐねてスイスの犂博物館にメールを送ってみました。それが転送されて別の歴史博物館のペーター・ブレッチャーさんから返信を受けました。
 そこで年来のギモンが氷解し、国際的情報網を活き抜いたモノは下記のような優れものであることが判明して決着!
 「これは反転一枚犂刃の犂でダブル・ブラバント型犂と呼ばれる(ベルギーのブラバントモデルと呼ばれている)。スイスでは1880年代に開発され非常に普及した。この写真に見る形式は1920~1950年にかけて製造された。犂の正面にはスイス・ベルン州ヲルプのオット社の銘が入っている。この写真の犂は作業状態ではなく、水平方向に(刃が)向けられ畑まで運搬するための専用台車に載せられている。」
 インターラーケンの目抜き通りに鎮座する在りし日の農具なのでした。

(田村眞 2012/02)

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